金沢で観光にあわせて金箔体験ができる
我が国にはさまざまな伝統工芸の数々が残されていますが、たとえば石川県の金沢市といえば、金箔細工の本場としてよく知られているところです。
金箔は昔から屏風や漆器などの調度品に使用され、ある意味では権力の象徴として用いられるいっぽう、仏像や仏壇などにみられるとおり、宗教的な信仰対象に抱く荘厳な世界観を表現するのにも用いられました。
いずれにしても原料にあたる金の希少性を背景にして、社会のなかでさまざまな目的に使われてきたことは事実であり、いまでも類いまれな天然の輝きをもつ金箔は、人々の目を大いに楽しませています。
百万石の城下町として栄えた古都金沢には、現在でも伝統の金箔そのもの、または金箔を使ったさまざまな工芸品を販売しているお店があります。
その老舗のひとつのカタニでは、観光のために金沢を訪れた人たちが気軽にできる金箔体験を提供しています。
この体験メニューですが、最初にスタッフからの説明があった後、弁当箱やストラップなどの土台となる品物と型抜きのシールを選べば、いよいよ実際の金箔体験がスタートします。
位置やデザインを慎重に決めてから金箔の貼り付けの作業を行いますが、繊細な金箔をみずからの手で扱うのはなかなか貴重な経験といえます。
作業が終わればその場でコーティングをして引き渡しとなりますので、世界にひとつしかないオリジナルな工芸品を、観光の思い出とともに手にすることができ、よろこびもまたひとしおといえます。